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0.125/ヒートの場合【ウッド視点】

本当なら、今日節分の話を投下すべきでしたよねー…。
でも、遅れるよりはいいかと思ったんです!きっとクイックは許してくれると信じたい!

そういえば今日、チョコを頂きました。早!
バレンタインものも早めにアップしちゃおうかな…。

さて、2ボスの一日観察シリーズ、早くも3本目です!
今回の被害者はヒートくんです。

・小悪魔ヒートくんのとある一日。
・それをこっそり見守るウッドくん。

そんな感じのお話です。よろしければ続きからどうぞ。

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****** ▼ 追記記事 ▼ ******

○月×日。
しっとりと小雨が降ってる。風は弱め。

今日はお外でのお庭仕事はお休み。
いつもみたいに、ヒートお兄ちゃんやクラッシュお兄ちゃんと遊ぶのもいいけど…。ぼくがお庭仕事してるとき、ヒートお兄ちゃんが何をしてるのか、ちょっとだけ気になってたんだ。

聞いても教えてくれないから、今日はこっそりのぞかせてもらうね。ごめんね、ヒートお兄ちゃん。


よーし、観察開始!


午前7時30分。
朝ごはんの時間。

「おはようー…。」

ヒートお兄ちゃんは、今日はいつもよりちょっと眠そう。太陽が翳っているからかなぁ?ぼくもほんとはちょっとだけ眠いや。
今日の朝ごはんのメニューは中華粥。
野菜がたくさんはいってて嬉しいなあ。ぼくの農園で採れたのも使ってくれてるのかも。

「ぅあっつ!」
「ハハハ、クイックってば急いで食べてびっくりしてるー!」
「笑うなよヒート、お前は平気だからって!」
「だってー!そんな慌てるからだよー!アハハ!」
「そーゆーお前も、野菜よけるのやめろよな!」
「ヒートにクイック、朝からそんなに騒ぐんじゃない。ゆっくり食べればいいだろう。」
「「はーい。」」

ヒートお兄ちゃんとクイックお兄ちゃんは、エアーお兄ちゃんにたしなめられてちょっとおとなしくなった。
ゆっくり食べれば熱くないし、味わって食べればお野菜もおいしいのにね。お兄ちゃんたち、元気だなー。


午前10時。
さっきから、クラッシュお兄ちゃんとヒートお兄ちゃんが、冷蔵庫の前でごそごそと何かしている。…なんだろ?

「「ふふふー!」」

二人ともとっても楽しそう。クラッシュお兄ちゃんの指示でヒートお兄ちゃんは冷蔵庫の中に何かしまって、そわそわとリビングのソファに座った。

しばらくして、なんとなく疲れた顔をしたフラッシュお兄ちゃんがやってきた。
深く溜息をつきながら考え事をしてるのか、難しい顔をしてる。冷蔵庫からアイスコーヒーのボトルを取り出して、グラスに注ぐ。それを見て、なんだかニヤニヤしてるヒートお兄ちゃんたち。

…どうしよう、ぼく展開が読めちゃった…!いや、そんなベタなはずが…

「ッ…がはっ!」
「きゃははは!!」
「フラッシュ、ひっかかったー!」
「コレ…めんつゆっ…」
「目はさめただろ?カンシャしろー!」

ベタベタだ…!

二人は楽しそうに逃げて行った。フラッシュお兄ちゃんは、がっくり膝を落としたまま、「こんなのにひっかかるとは…」って落ち込んでいたよ。
偽アイスコーヒーはちゃんと処分して、フラッシュお兄ちゃんにはちゃんと美味しいコーヒーを淹れてあげたのは、ヒートお兄ちゃんたちには内緒だよ?


午後2時。
お外は雨が降っているから、ヒートお兄ちゃんはトレーニングルームの中でちょっと運動してきたみたい。熱気がでていて、近づいて行ったらあったかそう。
ぼくには少し危ないけど、たまに博士は暖房器具がわりにしてるときがある。

ヒートお兄ちゃんは、キッチンの近くでメタルお兄ちゃんを見つけてそーっと近づいて行った。背後からつんつん、とメタルお兄ちゃんをつつく。

「ねぇねぇ、メタルお兄ちゃん…」
「ん?どうしたヒート?」
「あのねー、僕さっきトレーニングがんばってきたんだよ!」

メタルお兄ちゃんを見上げて、すごーくキラキラした笑顔で話しかけてる。わぁ、珍しいなぁ!ぼく、あんな顔してるの見たことないよ!

「それでね、がんばったからねっ…。…お菓子食べたいなぁ。」

首をかしげて、メタルお兄ちゃんをじっと見上げている。

「うっ……。」

メタルお兄ちゃんは言葉につまって、壁の方を見ながらなにか考え事をはじめたみたい。真剣な表情は1割だけで、なぜかとってもにこやかだけど…。
メタルお兄ちゃんは心が決まったみたいで、しゃがんでヒートお兄ちゃんに目線を合わせてすごく小さい声で言う。

「よし、他のお兄ちゃんたちには内緒だからな?いいな?」
「うん!ありがとうメタルお兄ちゃん!だいすき!」

ヒートお兄ちゃんも小声で返して、メタルお兄ちゃんにぎゅっと抱きついた。メタルお兄ちゃんはすごく幸せそうな顔になって、キッチンの棚の奥からお菓子を3つ取り出してあげていた。

「一気にたくさん食べるんじゃないぞ?」

お菓子をそっとしまって、ヒートお兄ちゃんは上機嫌でお部屋に帰っていった。

「ちょろい!」

……いま、ヒートお兄ちゃん何て言ったのかな?


午後3時半。
ヒートお兄ちゃんは暇になったみたいで、お部屋からリビングに出てきた。バブルお兄ちゃんが新聞を読んでいる横で、いつもおもちゃをしまっている箱に手を伸ばしてる。

ドン!バコッ!

「ひゃっ!!」

開けたとたんにヒートお兄ちゃんの叫び声。ぼくもびっくりしちゃった。……なにがあったのかな…?

「ふふっ、片づけしない悪い子には、おしおきが必要だよね。」
「…ふ、あっ…バ、バブル、何これ!び、びっくりしたじゃんかー!!」

何だか怖い笑いを浮かべてるバブルお兄ちゃんと、震える声で涙目なヒートお兄ちゃんの視線の先には、びっくり箱と化した元おもちゃ箱があった。
周りには軽く水飛沫が飛び、箱の中身にはぎっしりとウニ?が詰まっている。

「片づけを僕に押し付けないって約束できる?できるなら中身を返してあげてもいいよ。まあ、そのウニで遊んだって構わないけどね。その針、攻撃用だから結構鋭いけど。」
「するっ、するからー!もうこういうのやめてよー!」

バブルお兄ちゃんは、なんだか怖楽しそうな顔をしながら、ヒートお兄ちゃんにおもちゃを差し出した。…どこから出てきたの?とか言っちゃいけないんだろうな。

「あ、ありがと…」
「ドン!」
「きゃあああ!」
「ふふふ、冗談だよ。」
「もぉー!やめてよー!」

ヒートお兄ちゃんって、意外とビビりなんだね。
待ってて。

「ねぇ、バブルお兄ちゃん。もう許してあげて?一緒にお片付けしなかったぼくも悪いんだし。」
「ウッドか…まあいいよ。別にいじめるつもりはないしね。」

バブルお兄ちゃんはにっこりと笑って、また新聞を読み始めた。

「ウッド、いつからいたの?ねえ、僕の部屋においでよ。」

あ…ぼく、つい出てきちゃった…ずっと隠れてたのばれたのかな?
怒るかな、…怒るよね。

無言でヒートお兄ちゃんの部屋に着いていき、ぱたん、とドアが閉じられる。何か企んでいるような顔が、ちょっとだけ怖い。

「みんなには内緒だよ?」

小さく言って、ヒートお兄ちゃんはぼくの手にお菓子をひとつのせてくれた。

「ウッドが見つからないから待ってたんだよ!お兄ちゃんたちには内緒なんだ。でも、ウッドは弟だから…秘密だよ?」
「…うん!」

そうだ。ヒートお兄ちゃんは、いつもぼくには優しかったよね。

悪戯好きなのも知っているけど、こうやって一緒にお菓子を食べてると、それが嘘みたいに思うよ。…知られたくなかったのかな?
でもね。どんな一面を知っても、ぼく、やっぱりヒートお兄ちゃんの弟でよかったって思うよ。



◆Mission Complete◆

小悪魔いたずらっ子、ヒートくんでした。
最近ついついヒーくんと呼んでしまいます。可愛い子は大好きです!
ヒートはいたずらを仕掛けるのは大好きだけれど、その姿をあんまりウッドには見せたくないんじゃないかな?という妄想のもと、こんなお話になりました。自分がやっているのは良くないことだとわかっているから、弟には知られたくないし、嫌われたくない。でも、誰かのびっくりした顔を見るのがたまらなく気持ちいい、という感じでしょうか。
ウッドは賢い子なので、わかっているけど知らないふりをしています。たまに被害者へのフォローも入れる優しい子です。
末っ子たちは可愛らしいので、書いていて癒されますね。次は更なる癒し、ウッドくんの登板ですので、またお付き合い頂けると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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