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Dear Snow,

冬が大好きです。
雪、降らないかな、と考えていたら、できていました。
雪が見たいだけの気持ちで書いたため、なんだかよくわからない内容ですね…

ちなみに明日はバレンタインデーですが、バレンタイン物は今月中にはできたらいいな…くらいの感じで作成中です…。

・2で空中にステージがある、あのお二方しか出てきません。
・比較的、短いです。

大丈夫でしたら、続きからどうぞ。


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****** ▼ 追記記事 ▼ ******

何もかもが凍りついてしまいそうな夜。
真っ暗な闇の中、白く粉雪が降り続いていた。

ワイリー基地のはるか上空、クラッシュステージのてっぺんにオレンジ色の影があった。
普段は意志の強そうな瞳が、惚けたようにぼんやりと雪をみつめていた。

ふと、少し下で雪煙がおきる。
風がおさまり、視界が開けると、濃青の機体がクラッシュの目の前に昇ってきていた。

「こんな雪の中で何をしている。」
「…エアー兄。」

エアーはクラッシュの隣に腰を下ろす。
クラッシュはまた、幸せそうな、それでいて切ないような表情で雪を眺め続けている。
時折、雪や氷が地上へ落ちていく音がするのみ。
二人の目の前で、雪は重力に従ってただ沈んでいく。

視線を漂わせたまま、クラッシュがぽつりと呟いた。

「雪をみるまではさ、この世界はかなしいだけのものだとおもってたんだ。”壊さなきゃいけない世界”なんて、いいものなはずないじゃん。」

水滴が溜まって凍りついたのであろう、床はところどころに氷に覆われていた。
クラッシュは近くにできていた氷に、軽くドリルで触れる。

「でもさ。白くそまっていくのをみて、ここからぐるっと見まわして。きれいだって思って。」

そう言って、クラッシュはドリルアームにふっと息をふきかける。
削れた氷が風に舞い、黒い闇の中、白くきらきらと輝いた。

「こーゆー景色だけはさ、ちょっといいなっておもったんだ。おれ、装甲あついから、さむいのは平気だし。」

エアーの方に顔を向け、幸せそうな、しかし儚い笑みを浮かべて言う。

「こうやって、ここに存在するのもいいなっておもったんだ。」

そうして、クラッシュはまた、雪に煙る空中へと視線を戻した。
弟機の発言に、沈黙を保っていたエアーはゆっくりと考え、そして言葉をかけた。

「物事の暗い面ばかり見るものじゃない。…辛くなる位なら、綺麗な記憶以外は忘れてしまって良い。」

口には出さないながらも、エアーは常に、兄弟機たちを気にかけていた。戦闘用である彼らが、本当の平安を得るのは不可能だと解っていても。クラッシュには無邪気に笑っていてほしい、というのが、彼の願いであった。

「見たくない物は、私が全て引き受けてやるから。」

雪は、いつか融けてしまうが、な。という小さなつぶやきは、彼の手の上に乗った結晶のように、静寂のなかに消えていく。
いつか消え行く物だからこそ、美しく感じるのだろうか?潔さを良しとする考えをもつ彼は、掌で次々と白から透明へと変化していく雪の欠片を眺め、考えた。

掌の水滴を振り切ると、エアーは立ち上がり、声のトーンを普段通りに戻してクラッシュへ声をかけた。

「そろそろ、帰らないか?さすがに低温でじっとしていては、機体にも障る。…天気ばかりは、我々の思い通りに動いてはくれないからな。」
「エアーが、天気もあやつれたらよかったのに。雪、また降ってきてくれるかな?」

春が来るのがつらくなるな、また冬を待たなくちゃいけないぜ。小さな声でクラッシュがつぶやく。

雲が切れて、星が姿を見せ始めた。
雪のおかげで、空気が綺麗になったからだろうか。星はいつもより澄んで見えた。

「雪、やんできちゃったな。」

クラッシュは立ち上がって、空を見上げ、名残惜しそうな声で言う。エアーは無言で頷く。

「ここは高すぎて、地面につもってる雪がとおいな。ちょっとだけでいいから、地上までおりて、雪にさわりたいな。いい?」
エアーは、また、ただ頷いた。
クラッシュは楽しそうに笑顔を浮かべ、エアーに早く降りるよう促す。

「おれの手はドリルだから、エアーに雪だるま作るの手伝ってもらうからな!」
「…全く、仕方ない。」

エアーはそっと、目元だけで笑う。
今だけでも、雪景色を目に焼き付けさせてやりたい。そう思っていた。

降り積もった雪は、まだ遥か遠く。
白銀に染まった地上まで、あと約1000フィート。

これは、ほのぼのなのか、シリアスなのか?よくわかりませんね…。
弟思いで、漢らしく武士らしいエアーと、どことなく不安定なクラッシュのイメージで書いてみました。なんとか伝わっていれば嬉しいです。
クラッシュのステージは地上何メートルくらいにあるんでしょうね…。とりあえず今回は300メートルくらいにしておきました。(ランド○ークタワーくらい)
わざわざフィート表記にしてみたのは、なんとなく飛行機の高度表示と同じにしてみたかったからです…わかりにくいですね、すみません…。
ここまで読んでいただき、ありがとうございましたv
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