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花見日和

一か月ぶりでしょうか。
さすがに放置しすぎたので浮上して参りました。すみません…!
書きたい事はあるのに、時間と気力が足りないのは悲しいことですね。
今後はなるべく更新頻度を上げていきたいものです。

さて、せっかく春ですので、即席短編をあげてみたいと思います。
作成時間が過去最短のため、あとで手直ししそうな気配がしますが…。
ほのぼのした雰囲気を感じていただければ幸いです。

・2ボスオール
・ほのぼの兄弟

大丈夫そうでしたら、続きからどうぞ。

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****** ▼ 追記記事 ▼ ******

本日、晴天。
絶好のお出かけ日和だ。

ワイリー基地からほど近い、若緑が美しい道を進む影がふたつ。
普段なら兄の後ろをついていくウッドが、今日は先に立ち、ヒートを導いていた。

「ねぇ、ウッド。まだー?」
「もうちょっとだよ、ヒートお兄ちゃん。」

催促する声も、それに応える声もどこか楽しげだ。

「ほら、あれだよ。」
「…わぁっ……!!」


2人を出迎えたのは、満開の桜。
上品な桜色が視界をすべて埋め尽くすような、見事な大木だった。

「ウッド、やるじゃん。早くエアー兄たちに知らせようよ!」
「うん!」

ウッドは誇らしげな笑顔を浮かべながら、兄たちに連絡をいれた。




「…ねー、エアー兄、大丈夫?」
「……おそらくはな。」

ウッドからの連絡を受けたエアーとクラッシュは、シートを抱えて弟たちの元に向かっていた。
だが、エアーの表情は心なしか暗い。
クラッシュはエアーの表情をうかがいながら言う。

「プロペラがあぶないんだろ…ムリして花見しなくてもいいんだぜ?」
「……折角の行事に参加しない訳にもいくまい。…ウッドがあんなに楽しみにしていたんだ。お前が私の立場なら、参加するんじゃないか?」
「…うん。」

弟機を気に掛けるエアーの表情は、優しげなものへと変わっていた。
クラッシュは、なんだか嬉しくて、にっと笑う。

「よし!そんなエアー兄のために秘密兵器をだしてやるよ!」

クラッシュが、抱えていたシートの中から傘を取り出した。

「これ使ったら、少しはマシだろ?」
「シートを持つだけで、やたら時間がかかっていると思ったら…こんな用意をしていたのか…。ありがとうな。」

クラッシュは得意げに笑いかけた。




スーパーマーケットを駆け巡る赤い機体。
少し遅れて青。

「次はロボ桜だ!」
「スーパーの中を走るな!」

ようやく届いた声に、クイックは少しだけ速度を緩めた。早歩きのクイックに、やっとフラッシュが追いつく。


「いいかげんにしろよ…荷物も全部持たせやがって…。」
「カート押すなって言ったのお前だろ?…メタルいねーから、今日こそはカート押せると思ったのに。」

不満げにクイックは言い返す。
スーパーのカートを押したかったのに、手を伸ばした途端に買い物メモを押しつけられ、カートをフラッシュに奪われたのが悔しいようだ。

(お前がカート押すと、スピード狂が発症しそうで危ねぇんだよ……。)
フラッシュはそっと溜息をつく。


「おーい!ロボ桜あったぞ!」
「…はいはい。」

いつの間にか、クイックは遥か遠くの棚で目的の品を発見したようだ。
慌ただしいけれど、思ったより早く買い出しが終わりそうだな、などと考えながらフラッシュはレジを探し始めた。




外の晴天など全く見えない、基地の地下のプールサイド。

「早く出てきなさい。」
「……はぁ…、もう、うるさいなぁ。」

メタルの呼びかけに、すっとバブルが浮上してくる。

「折角いい天気なんだから、外に出よう。な?」
「僕はいいから。みんなで行ってくればいいじゃない。」
「お兄ちゃんは寂しいぞ。」
「その言い方、ウザいんだけど。」

バブルの冷たい口ぶりに、メタルは悲しげに目を伏せる。が、折れはしない。

「この季節に、花見をしないなんて勿体ないだろう?」
「桜なら見たよ。川沿いの桜並木。川からみると、すごく綺麗なんだよね。メタルが見るのは無理だろうけど。」
「うっ…。……しかしだな、兄弟機と花見というのもいいもので……ちらし寿司も作ったし……ウッドが木を選んでくれて…。……いや、既に見ているなら無理にとは言わない。」

さすがに一度桜を見たのに連れ出すのは悪いと思い、メタルは諦めて立ち上がり背を向けた。
ドアから出ようとしたところで、後ろから声がかかる。

「……桜餅は?」

首を傾げて尋ねるバブルに、ふっと笑って答える。

「…あるぞ。今年も上出来だ。」
「ふうん。じゃあ、食べに行こうかな。」
なんとか、今年も全員で花見ができそうだ。




「お兄ちゃん達、おそいよー。」
「クラッシュ兄ちゃん、寝ちゃったじゃん。」
「ああ、悪いな。」

メタルとバブルの姿を見つけ、ウッドとヒートが声をかける。
シートを広げた片隅で、クラッシュはスリープモードに入ってしまっていた。


「エアー、それどうしたの?」

晴天だというのに傘をさして座るエアーに、バブルは怪訝な顔をして尋ねる。

「ん?…ああ、クラッシュなりの気遣いだ。」
「ふーん、変なエアー。」


「メタル、頼まれてたロボ桜。飲め。」
フラッシュがメタルの杯に酒を注ぐ。

「おお、ありがとうな、フラッシュ。ほら、お前も。」

フラッシュに酌をしている所に、クイックも顔を出す。

「見つけたのは俺だぞ!」
「クイックもありがとうな。」

メタルが礼を言う背後から声がかかった。

「クイックー、桜餅食べちゃうよ?」
「え、おい、バブル待てって!」

ものすごい速さでクイックは駆けて行った。

「……クラッシュも起こした方がいいか?」
「…そうだな。」

フラッシュとメタルは、ゆっくりと立ち上がった。

彼が起きれば、もっと賑やかになることだろう。
まだ宴は始まったばかり。


1カ月も更新なしはまずい!ということで、急に書いてはみたのですが…いかがでしたでしょうか?
既に桜は満開を過ぎた時期になってはしまいましたが、春の定番をやってみたかったのです。
そして、今回も食べ物が出ている…これは何なんでしょうね。癖?病気?
桜餅は今年は食べていないんですが…謎です。
更新頻度が低くなってしまっていますが、これからも地道に妄想のおもむくまま続けていきたいと思っておりますので、今後とも宜しくお願いします。
こんな所まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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