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0.125/バブルの場合【クイック視点】

2ボスの一日観察シリーズ、2本目ができてしまいました。
今回の犠牲者は、バブルマンさまでございます。

こういうタイプの話は書いててすごく楽しい反面、残念なことになってしまうキャラが多いので申し訳ない気持ちもあり…。ごめんね、メタルお兄ちゃん。好きだからこそなんです。メタル好きの方には、今のうちに土下座しておきます。

・バブルのとある一日という設定。
・クイックがアホの子疑惑。
・残念なメタルお兄さん。
以上、大丈夫なようでしたら、続きからどうぞ。

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****** ▼ 追記記事 ▼ ******

○月×日。
からりと晴れて足元も良好!

毎日の習慣のランニングをしているとき、俺はいいことを思いついた。
そういえば今日は、俺のすぐ上の兄機であるバブルのメンテナンスの日なのだ。前々から、俺にはバブルが何を考えているのか、これっぽっちもわからなかった。
一日バブルが陸上にいる今日は、またとないチャンスだ!バブルの一日を観察すれば、あいつの考えがわかって、手のひらで転がされたりすることもなくなるはずだ!

そうなれば善は急げ!最高速度で元来た道を引き返す!


到着時刻は午前7時13分。いいペースだ。
観察開始!


…と思ったが、朝食の食卓にまだメンバーは揃わない。

「クイック、いつも言っているが朝食は7時半からでないと始めないぞ。」

メタルが呆れた顔でこちらを見てくるが、他の奴らが起きてこないせいだ。俺に呆れられても困る。

バブルが眠そうな顔で現れた。…眠そうなのはいつものことか…とか考えてるのがバレたのか?こちらを睨んでいる。怖くなんかないんだからな!!


7時半になり、やっと朝食だ。クロワッサン、スクランブルエッグ、ヨーグルトサラダを次々片づけ、カフェオレに手を伸ばす。
…はっ!これじゃあ後は席を立つだけじゃねえか!観察にならねえ!カフェオレを飲みきる前に気付いた俺は冴えているな。

バブルにちらりと目線をやりつつ、カフェオレを飲むペースを緩める。バブルは、やっとヨーグルトサラダに取りかかるところだ、遅い。

「…クイック、どうした?ココアの方がよかったか?」
「…へ?」

バブルの観察に集中していたら、メタルが近づいていたことにも気付かなかった。しかし、もう一杯飲めば時間は稼げるな。
バブルに意識を集中させつつ、思いつくまま言葉に出した。

「カフェオレが嫌なわけじゃねえけど、ココアも頼む!メタルがいれた飲み物は何でも美味いからな。」
「…っ、そうかそうか!お兄ちゃん愛をこめていれてくるな!」

やたら嬉しそうにキッチンに戻っていったが、何だ?

「ごちそうさまー。」
「はっ!」
「何?」
「べ、べつに何でもねえよ!」

バブルは不機嫌な顔でこちらをちらっと見て、行ってしまった。
なんてことだ、ココアのせいだ!メタルのやつ、いつもより時間かかりすぎだろ!

「クイックー、特製ココアできたぞー。」
「遅い!」

なんだかメタルが涙目だ。しかし、ココアに罪はないので飲んでやる。
……ものすごく美味いぞ、なんだこれ。めちゃくちゃ幸せだ…。

「メ、メタル、俺を見てにやにやするな!別に、明日も飲みてぇとか、思ってないんだからな!」



午前9時30分。
さっきはなぜかメタルにしばらく絡まれていたが、やっと解放された。
今、メタルとエアーがバブルのメンテナンスを行っている所だ。メンテナンスルームの中に入ろうとしたが、エアーに、外で遊んでいなさいと言われた。子供扱いで癪だ。
でも、ばれてしまっては困る。ひとまずメンテ終了を待つか…。


午後1時。
バブルのメンテナンスは終わったようだ。
リビングで遊ぶヒートの横で、テレビを見ている。

ふと、リビングの窓の外からウッドの声が聞こえてきた。

「ヒートお兄ちゃん、お庭仕事終わったからお散歩にいこう?」
「うん、ウッドは待ってて!クラッシュ兄ちゃん呼んでくる!」
「ちょっと、ヒート、片づけ…。」

バブルの声も聞かず、ヒートは走っていってしまった。あ、むっとしてる顔だ。

「全く、仕方ないな。」

バブルは立ち上がって、ヒートの散らかしたおもちゃを箱に片付け始めた。意外と優しいんだな。
……おもちゃ箱を閉める前に、何だかガサガサやってるけど、あれは何なんだ?
バブルはにやりと不敵な笑みを浮かべながら、自室に帰っていった。

なんだろう、でも嫌な予感がするから開ける勇気はない。


午後3時20分。
気を取り直して、観察再開だ。

バブルはリビングで読書を始めたようだ。…いつもなら水の中で自由に泳ぎ回っているはずだったからだろうか。普段よりもっとつまらなそうな顔をしている。

「ヒート、ウッド!…あれ、いねーのか?」
「ん?どうしたのフラッシュ。二人ならクラッシュも連れて、外に散歩に出たから、しばらく帰ってこないと思うけど。」
「そうか…。クイックも見当たらねえし…。」

俺はここにいる。でも、出て行けねえ。

「メタルとエアーはまだ作業中か?」
「うん。データチェックだから、あと1時間弱は出てこないんじゃない。」
「まあ、いいか。買い物頼まれたついでにアイス買ってきたから、先に選ばせようと思ってたんだが。今日はバブルから選んでくれ。」

なんてことだ!俺のアイス…

「ふーん、何があるの?」
「ああ、オレンジジェラートにレインボーポップ、ラムレーズン、ストロベリーチーズケーキ、抹茶あずき、メイプル&ナッツ、ベルジャンチョコレートにレモンソルベだな。どれがいい?」

今すぐ飛び出してストロベリーチーズケーキを確保してぇ…い、いや、別に俺はアイスなんてなんだっていいんだ!

「ふーん、…難しいね。」
「…バブルでもアイスで悩むことあるんだな。」
「まあ、今まではだいたいみんなの余りだったから、悩まなくて済んだんだけどね。」

そうだ、バブルはいつもこの時間水の中にいるから、必然的に選ぶ機会を逃していたんだ…。いつも最後に残りの2個から、メタルと2人で選んでいたっけ……。

「この中で選ぶなら…確実にヒートはチョコレート、クラッシュはレインボー。ウッドはオレンジかな。クイックはストロベリーチーズケーキで、エアーは抹茶だろうね。フラッシュは、レモンなら食べられるでしょ?」
「あ?そうだな…って、自分の食べたいもので悩んでたんじゃないのかよ。」
「みんなの好きなものは、だいたい予測つくからね。僕はそんなにこだわらないよ。…メタルはどっちかなあ。今日はラムレーズンの気分かな?」

俺の好みはバレていた。
というか、全員のアイスの好みまで知っていたのかよ。……バブルは兄弟には無関心なのだとばかり思ってたのに。

「まあ、とりあえずクイック、出ておいでよ。ストロベリーチーズケーキなくなるよ?」
「…っ。」

俺が隠れていることもばれていたらしい。諦めて出ていき、バブルの隣に座る。

「何してたんだよ、お前。」
「うるせー。」
「ほらケンカしない。これ好きでしょ?」

フラッシュに呆れたような顔で見られ、ムッとしたがバブルに仲裁されてしまった。俺の方にアイスを差し出している。俺はバブルから視線をそらし口を開く。

「べ、べつに。お前にやるよ。俺は違うのでいい。」
「?」
「前に、ブルーベリーチーズケーキ食べてうまいって言ってただろ。そっちのがもっとうまいから。俺が言うんだから間違いねーぞ!」

バブルの方をちらりと見る。
一瞬、バブルの動きが止まっていた。

「……ああ、僕も忘れてたのに。覚えてたんだね。」

バブルの無表情が、ほんのちょっとだけ緩んだ。
今日一日、不機嫌そうな顔(それか不敵な笑い)しか見ていなかったから、俺はちょっと驚いた。フラッシュもそうらしい。
バブルがフラッシュを見上げ、問いかける。

「ねえ、何ぼーっとしてるの?溶けるよ?」
「ああ、そうだったな。とりあえず、俺らは先に食べちまおう。」

フラッシュは3人分のアイスをテーブルに置き、残りをしまいにいった。
バブルはストロベリーチーズケーキにスプーンを伸ばす。

「…うん、おいしいね、コレ。」
「…当然だろ。」

なんだか照れくさくなって、俺もメープルを口に運ぶ。…試したことなかったけど、これも美味い。

「うん、陸上にいるってのも悪くないね。…クイック、朝からお疲れ様。」
「?何か言ったか?」
「ううん、メープルも気に入ったみたいだね。」

やっぱり俺にはバブルの考えてることはよくわからない。
けれど、バブルがなんとなく幸せそうだったから、それでいいかと思った。


◆Mission Complete◆

メタルお兄ちゃんが変なブラコンですみません。
メタルお兄ちゃんがクイックに絡んだのは、いつもはツンデレなクイックが無意識のうちにデレ発言をしたのに反応したからです。文章からはわかりにくかったかも…と思い補足しておきます。すみません。

せっかくなのでここで暴露しておくと、このシリーズ、連続した8日間の設定で書いています。今回のバブルは、メタルの翌日というわけですね。メタルの回で「バブルのメンテが明日~」という内容からも判断できますが。
アップされる順が日にち順になる予定です。地味な伏線、気にして頂けたら嬉しいです。

さて、アイスの話について。このブログ、アイスの登場頻度が高い気がしますね。クイックの甘党設定が大好きなのですよ。なんか、甘党男子って可愛いなーと。オトメンとか可愛いじゃない、と思ってしまうんですよね。

バブルまで甘党っぽくなってしまいました。彼はそこまで甘党ではないけど、きっとクイックの心遣いが嬉しかったんじゃないかなと思っています。いつも傍にいるわけじゃないけど、このすぐ下の弟は以外と自分の事を気にしてくれたんだ、と。しかも大好物まで譲ってくれて、美味しく感じたのかなーなんて妄想しました。心遣いの点なら、バブルもいつも無意識に同じことをしてるんですけどね。
最近までアイスが食べたい病だったのも関係あるかもしれません。読んで下さった方が、アイス食べたい!って思うような文章目指します!笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございましたv
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